Summer 1 のまとめ

今日でSummer1が終わりました。大学院のプログラムに入って始めての学期でした。とは言うものの休む間も無く明日からSummer2が始まるので終わった感覚は全くありません。備忘録も兼ねてSummer1で履修したGross Human Anatomyについて記しておこうと思います。

Boston Universityのプログラムは前述の通りSummer1から始まります。きっちり1ヶ月という期間でクラスは1つだけです。こう言うと、「最初だから復習的な感じかな」と思え、解剖生理学1と2がプレリクになっていることもありGross Human Anatomyは良いレビューになるのかなと思っていました。
が、しかし。いざ始まってみると、情報量の多さ、次々とやってくるレクチャーのテスト、ラボのテスト、で本当にいっぱいいっぱいでした。
内容は難しくはありません。ただただ膨大な情報量と、月から金まで毎日授業とラボがあるのでそのスピードに圧倒されていました。

確かに楽な授業ではありませんでしたが、振り返ってみると本当に貴重な、そして重要な授業だったと思います。
なぜかと言うと、ラボでは実際の人体で筋肉、血管、神経を勉強できたからです。今いるキャンパスからは少し離れていますが、Boston UniversityにはMedical Schoolと病院があります。聞いた話にはなりますが、そこで亡くなられた方でかつ授業でのご献体として協力してくださる方が生前に同意書を書いてくださる、と言う手続きを経て自分たち学生が実際に学べるようになっているそうです。
実際に解剖をするのは先生で学生はメスは持ちませんが、実際に筋肉や腱、神経、血管、骨にも触れることができました。もちろん自分にのとって初めての経験であり、他のアメリカ人の学生もご献体で学習するのは初めてと言う学生が多かったです。

最初はとても緊張していました。初めての学校、初めて会うクラスメイト達、初めての先生、初めての授業、初めての実際の人の体での解剖学の勉強、、、、。
あまりにも「初めて」が多すぎてパンク寸前でした。(と言うか軽くパンクしていました。)

パンク寸前になりながらも得られたものは多すぎるほどあります。
ご献体を前にしてやはり感じたものは「命の尊さ」です。伏臥位のご献体と仰臥位のご献体のお二人でしたが、この方達にもそれぞれ人生がありその人生を全うされた後に、次の未来の社会で医療従事者として貢献したいと思っている学生へその大切な身体を提供してくださっていると思うと、本当に真摯に学ばなければならないなと思います。
1ヶ月という期間は全てを100%吸収するには短すぎる期間でしたが、それでも自分としては100%の力をそこでの学びに注ぎました。授業がない土日もインストラクターがオープンラボの時間を設けてくれていたのでラボに行き、知識の整理と理解に努めました。
またこの夏のクラスは私たち13人のATの学生とその他がDPT(理学療法士のプログラム)の学生です。 DPTの学生の人数の方が約3倍なのでクラスの大半がPTを目指す学生ですが、ATの学生もDPTの学生も真面目な人が多くみんなでお互いに教え合ってわからないところをわかるようにしていく雰囲気でした。

レクチャーではまずは解剖学の一般的な専門用語、関節の分類や骨・筋肉の基本的な知識から始まり、体の各部分にフォーカスしていくという流れです。例えば肩であれば肩の骨・関節・筋肉・靭帯・血管・神経支配などを一気に学ぶという形で、各箇所の解剖学を学ぶことができたのは非常によかったと思います。
プレリクになっている解剖生理学の方では、筋肉は筋肉、神経は神経(大まかなもの)、血管は血管(大まかなもの)と分かれた形での学習だったのでそれがより深いところで繋がったイメージです。
とは言っても本当に短期記憶に近い形で頭の中に入れたので、これからも復習や新たな肉付けはもちろん必要だなと感じます。

ラボは主に筋肉と神経の場所と働きに集中したものでした。
一番難しかったのは腕神経叢と手の筋肉でした。腕神経叢はまず絵で覚えて理解するまではよかったのですが、実際の人体の中ではどれがどの神経なのか識別するのが難しく時間を要しました。
しかし、ラボの試験では1問あたり制限時間が1分しか無いので、即座にどの神経でどの筋肉の神経支配なのかを判断しなければなりません。この時間制限が自分的にとても難しかった部分で、じっとゆっくり考えればわかるのですが即座に出て来ず中々苦労しました。
自分も含めクラスメイト同士でクイズを出し合う時には、「この筋肉のOIANBは?」とひたすら言い合っていました。Origin(起始)、Insertion(停止)、Action(作用)、Nerve Supply(神経支配)、Blood Supply(血管支配)の頭文字です。
すぐに頭にその筋肉が浮かべて即座に3Dで考えることを心がけました。

とまあ書けば本当に色々とキリが無いのですが、一つ言えるのは、めちゃくちゃ大変でめちゃくちゃ面白い授業でした。
本音を言うと、もっと時間をかけたかったです。

明日からは、Functional AnatomyとExamination&Treatment Iという2つの授業が始まります。
楽しみ20%、不安80%です。笑
でもやっと色々と慣れてきたのでもっと学びを楽しんで、深く突っ込んで、自分でしっかりと考えて理解して1つ1つ進んでいくことを目標にします。




全ては将来出会う選手の為に!!!

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by mayk_trace_atc | 2017-06-26 21:11 | Athletic Training

関西大学女子ハンドボール部で学生トレーナーをしていました。現在Boston University Master of Science Athletic Training Programに在籍。関西大学→Salem State (MA)→Weber State (UT)→Boston (MA)


by Mayuko.I